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河水は行方も知らずに、前にも後にも仲間を連ねて、昼となく夜となく流れていく。ある日そこへ、黄色く破れた袋のようなバナナの皮が飛び込んでくる。南洋の林にあった頃のさわやかな香りをまだ残したバナナの皮は、冷たい水の上で目を覚まし、「ここはどこですか」と驚く。河水は、この幅の広い一筋の道が自分たちの領分であり、ここに飛び込んだ以上は自分たちの行くところまでついてこなければならないと答える──。