耳で聴く本屋さん

私の見た米国の少年

内容紹介

『貧しき人々の群』『伸子』『播州平野』などの代表作で知られ、昭和期に活動した作家の随筆。長い旅行に行く準備でペンシルバニア停車場へ行った時、ホールで大勢の人が集まっていた。人垣の中では、一人の少年が小さい帳面と鉛筆と印刷物を持って、ベルギーの孤児を助けてあげなければならないと熱心に話している。彼の一生懸命さと真面目さに、私の心は動かされた。声はそんなに高くはないが明瞭で、その面差しを今も思い出すことができる