耳で聴く本屋さん

猫八

内容紹介

猫八は猫の喧嘩や動物の声を真似する物真似芸人で、四人の男の子を持つ父親である。自分が滑稽な芸を見せているため、子供まで世間から馬鹿にされたくないと考え、子供が寄席に近づかないよう郊外に住んでいた。ある日、電車の中で高見さんに声をかけられ、文士たちの研究会に誘われる。研究会では久米氏の小説『虎』が話題となり、俳優の深井が虎役を演じることが議論される。虎の様子を研究したことがあった猫八は、その場で自分の芸や家族のことを語り始める。