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パリにいる息子への思いを綴った随筆。著者は巴里の北で息子と別れてから六年目になると述べ、心の橋で二人はいつでも出会えると感じている。息子は健康で画業を進捗させており、横光利一の旅行文や松尾邦之助の通信でもその様子を知ることができるが、息子に似た青年の後姿を見たり、残された稽古用品を見たりするたびに、「タロー!」と叫び出したくなるほど思いが募る。