耳で聴く本屋さん

親ごころ

内容紹介

村にかかる街道のほとりに小さな家があり、そこに車大工の男が土地の百姓の娘を妻に迎えて住んでいた。夫婦はなかなかの稼ぎ屋で、世帯を持ってしばらくすると小金もできた。ただ、子宝がなく、それが深い嘆きの種だった。ようやく授かった男の子にジャンと名前をつけ、眼の中へ入れても痛くないほど可愛がった。しかしある日、村にやって来た軽業師の一座に紛れたジャンは、そのまま行方知れずになってしまう。