耳で聴く本屋さん

河鹿

内容紹介

緒方夫妻は互いの生活から吸い取るものを吸い尽くし、愛することにも憎むことにも新しさを感じられなくなっていた。ある晩、妻のA子が「わたしたちはすっかりわかれてしまうことにする」と提案するが、夫はこれを「子供だまし」と一蹴する。口論の後、新樹は一人外へ出て川沿いを歩いていると、岩に這い上がる河鹿を目撃する。