耳で聴く本屋さん

豚肉 桃 りんご

内容紹介

食べ物の記憶を通して戦前の東京の風景や社会変化を描くエッセイ。軽井沢で教わった豚肉料理、天津桃を薄く切り砂糖をかけてお茶菓子にしたこと、麻布谷町の仕立屋さんの庭にあった林檎の木の思い出などが語られる。幼い頃の記憶は一般に美しく楽しいものとして思い出されると言われるが、自身にとっては暑さや疲れ、不快感も記憶に残っており、必ずしも楽しいものではなかったと述懐している。