耳で聴く本屋さん

やまなし

内容紹介

五月。谷川の底で、蟹の兄弟がクラムボンについて話している。突然、鉄砲玉のようなものが飛び込んできて、天井を泳いでいた魚が消えてしまう。兄弟が震えていると、お父さんがやって来て、かわせみという鳥だと教える。十二月。大きくなった兄弟が泡の大きさを競っていると、天井から黒い円い大きなものが落ちてくる。かわせみだと思っていたら、お父さんはやまなしだと言い、三匹で後を追う。