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寺田 寅彦

明治から昭和初期の物理学者、随筆家。1878年に東京で生まれ、高知で育った。夏目漱石から英語を学んでいる。実験物理学から気象学、地球物理学まで幅広い研究業績をあげ、X線の結晶透過実験などで先駆的な成果を上げた。その一方で、科学者としての独特の視点を生かし、多数の随筆を残している。東大教授として物理学分野で後進の指導にあたりながらも、不安定現象や統計的現象への関心から新しい物理学構築を目指した。1935年に57歳で死去。

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