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佐左木 俊郎

昭和初期に活躍した小説家。1900年、宮城県の農家に生まれる。鉄道員、代用教員を経て、新潮社に入社し『文学時代』などの編集に携わる。新興芸術派に属し、農民文芸会でも活動するが、34歳(1933年)で早世した。農民の悲喜こもごもを静かに見つめ続けた作家として知られ、川端康成は農民文学の旗手として、佐左木の才能と作品世界を高く評価している。代表作に『黒い地帯』や『熊の出る開墾地』などがある。

佐左木 俊郎の作品一覧