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生田 春月

大正時代の詩人、翻訳家。1892年に鳥取県で生まれる。生家の事業が失敗し、幼少期は一家で困窮した生活を送った。1908年に帰国し、文学とドイツ語を学ぶ。詩集『霊魂の秋』『感傷の春』で詩人としての地位を確立。ハイネ全集などの翻訳も手掛けた。アナーキズムの影響を受け、初期の純情な作風から後期は虚無的なものへと変化している。1930年、神戸発別府行きの船中から投身自殺。

生田 春月の作品一覧