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大倉 燁子

大正時代から昭和時代にかけて活躍した日本の小説家。東京都文京区本郷の出身で、東京女子高等師範学校を中退後、文学を志して妹の和子と共に二葉亭四迷に弟子入り。1908年に夏目漱石の下で漱石門下の作家として活動を開始。一時ヨーロッパに滞在し、帰国後は探偵小説に転向。1935年に短篇集『踊る影絵』を出版し、日本初の女流探偵小説家となった。主要な作品に『殺人流線型』や『女の秘密』があり、丘ミドリ名義でも作品を発表している。

大倉 燁子の作品一覧