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山之口 貘

沖縄県那覇市出身の詩人。本名は山口重三郎。貧困や放浪の中で詩作を続け、「生活詩人」「放浪詩人」として知られる。ユーモラスで哀愁のある独自の詩風で、日常生活や社会への鋭い観察眼を表現した。デビュー作である詩集『思弁の苑』の他に、代表作に『鮪に鰯』『定本山之口貘詩集』、詩「生活の柄」「座蒲団」などがある。その作品は、戦後の沖縄の人々や、都会で生きる人々の心情を捉え、広く愛されている。

山之口 貘の作品一覧