耳で聴く本屋さん

岩本 素白

日本の国文学者、随筆家。1883年8月17日、東京府麻布(現・東京都港区)に生まれる。本名は堅一(けんいち)。東京専門学校(現・早稲田大学)文学部国文科を卒業後、母校の麻布中学で教鞭を執る。1922年(大正11年)より早稲田大学文学部国文科の講師(のちに教授)として随筆文学を担当し、学生たちに日本文学の写実精神を伝えた。代表作に随筆集『山居俗情』『素白集』、論文集『日本文学の写実精神』など。日本の随筆文学に多大な影響を与え、「近代随筆の最高峰」と評された。1961年10月2日、78歳で逝去。

岩本 素白の作品一覧